2026リナイト
世界睡眠デー
レポート

リナイト 睡眠データ分析:2025.02 - 2026.02

このレポートについて

リナイトとは

リナイトは、AIと脳科学に基づく超パーソナライズ睡眠ソリューションです。ユーザーの1日の状態、生活パターン、睡眠中のデータを総合的に分析し、毎晩最適な睡眠環境を提供するサブスクリプション型の睡眠アプリです。

リナイトは、睡眠をサポートするだけのアプリではありません。
夜を、回復の時間として捉え直します。
あなたの眠りを、明日の良いスタートへ。
世界160万人のユーザー 日本App Storeヘルスケア部門1位 151カ国で「今日のApp」に選出 深い睡眠が2倍に向上(実証済み)

レポートの目的

このレポートは、リナイトに蓄積された実際の睡眠データを分析した結果をまとめたものです。アンケートではなく、毎晩記録された実測データをもとに、日本人ユーザーの睡眠の実態を客観的に明らかにしていきます。

睡眠時間、就寝・起床時刻、就寝前の行動と気分——この4つの軸を中心に、「よく眠れた」どのような条件で生まれるのか、データを通じて探りました。

分析概要

データ期間2025年2月~2026年2月
分析方法睡眠時間・時刻・活動・感情別の満足度クロス分析

1. リナイト全体平均 vs 日本人平均

2025年2月から2026年2月までにリナイトに記録された睡眠データから、日本人ユーザーの記録を抽出し、全体平均と比較しました。

日本人 平均睡眠
6h 38m
全体比 -12分
日本人 平均就寝
1:06
全体比 -15分
日本人 平均起床
7:37
全体比 -22分
睡眠満足度
6.67/10
全体比 -0.28点
項目リナイト全体日本
睡眠時間6時間50分6時間38分
就寝時刻午前 1:21午前 1:06
起床時刻午前 7:59午前 7:37
睡眠満足度6.95 / 106.67 / 10
日本人はリナイト全体ユーザーの平均と比べて就寝時刻が早い一方、起床時刻も早い傾向があります。その結果、睡眠時間が短く、睡眠満足度も平均より低い傾向が見られます。

2. 睡眠と睡眠満足度の関係

「よく眠れた」とは?

私たちは「睡眠の質がいい」という言葉を、「よく眠れた」という意味で使うことがよくあります。しかし、自分ではあまり眠れなかったと感じていても、睡眠検査では質が良いと判定されることがあります。睡眠の質は客観的な数値で評価されますが、「よく眠れた」という感覚は、自分の睡眠状態に対する主観的な判断です。(1), (2)

リナイトユーザーは毎朝起床直後に睡眠満足度を1〜10点で評価しています。このスコアを、睡眠時間・就寝・起床時刻、就寝前の活動、感情・気分とクロス分析し、どの要因が睡眠の質に最も大きく影響するかを検証しました。分析対象は満足度を記録した日本人ユーザーの睡眠データです。

2-1. 睡眠時間と満足度の関係

睡眠時間を30分単位で区切り、各区間の平均満足度を算出しました。赤色は7時間未満、青色は7時間以上を示しています。点線は日本人全体の平均(6.67点)です。

ポイント:National Sleep Foundationによると、年齢によって多少異なりますが、推奨睡眠時間は概ね7〜9時間とされています。(3) 推奨下限である7時間を超えたあたりから、平均を上回る満足度が見られました。睡眠時間が長くなるほど満足度が高まる、直線的な関係が確認されました。
🧱 「7時間の壁」
データが示す最も重要な分岐点です。睡眠時間が6時間台から7時間に入ると、満足度は6.67→6.83へと大きく上昇します。この30分の差では、他のどの30分区間よりも睡眠満足度が大きく上昇しています。

2-2. 就寝時刻と満足度の関係

就寝時刻を1時間単位で区切り、満足度を比較しました。20時〜4時の範囲を表示しており、青色は満足度が高い時間帯(20〜22時)を示しています。日本人の就寝が最も多い時刻は0時ですが、満足度が最も高いのは21時台です。

ポイント:日付が変わる前に就寝した場合、満足度が最も高くなります。就寝が遅くなるほど満足度は一貫して低下し、23時台から0時台にかけて最も大きく下がります(-0.12)。

2-3. 起床時刻と満足度の関係

起床時刻別の満足度を比較しました。日本人の過半数は6〜7時台に起床していますが、遅く起きるほど満足度が高まる傾向が見られます。

ポイント:起床時刻が遅いほど満足度は高い傾向にあり、7時台から8時台、8時台から9時台にかけて最も大きな上昇が確認されました。

2-4. 就寝前の活動と満足度の関係

リナイトユーザーが就寝前に記録した15種類の活動別に、睡眠満足度を集計しました。青色は平均より高い活動、赤色は平均より低い活動です。

身体活動をしている場合に、睡眠満足度が最も高い結果となりました。運動(6.95)と散歩(6.93)が上位を占め、ストレッチ(6.82)と日記(6.82)が続きます。一方、飲酒(6.46)とニコチン(6.45)は最も低く、平均より約0.21低い結果となりました。
🍷 お酒の逆説 — 睡眠時間は長くなるが、睡眠の質は低下
飲酒後の睡眠時間は平均より+12.0分長くなります。一方で、睡眠満足度は6.46と、全体平均(6.67)より0.21低い結果でした。

飲酒後の睡眠では入眠は早まる可能性がありますが、全体的な睡眠の質はむしろ低下するという既存の臨床研究結果と類似した傾向が見られます。
☕ カフェイン&ニコチン — 睡眠を削る習慣
追加分析では、カフェインやニコチンを使用している場合、睡眠時間や就寝時刻、睡眠満足度が全体平均を下回る傾向が見られました。

カフェイン:睡眠時間 全体平均比 -15分、満足度 6.58(全体平均比 -0.09)
ニコチン:就寝時刻 全体平均比 +24分、満足度 6.45(全体平均比 -0.21)

2-5. 就寝前の感情と満足度の関係

就寝前に記録された感情別の睡眠満足度です。ポジティブな感情(青色)とネガティブな感情(赤色)に分かれています。

ポジティブな感情とネガティブな感情の間には、満足度に明確な差が見られます。幸福(7.09)と喜び(7.08)が最も高く、憂うつ(6.28)とストレス(6.41)が最も低い結果でした。幸福な夜と憂うつな夜の満足度差は0.81点に達し、これは5時間睡眠と7時間睡眠の満足度差に匹敵する水準です。
✨ よく眠るために、日中の過ごし方も大切です
光や温湿度、寝具の快適さも睡眠に影響を与えますが、心理状態や生活習慣、健康状態、そして人間関係も睡眠にとって重要な要素です。ストレス、不安、憂うつ、孤独感や葛藤は、睡眠の満足度を下げることがあります。(4) 充実した昼間の過ごし方と、自分をいたわる夜の時間が、良い眠りにつながります。

2-6. 平日 vs 週末の睡眠時間と満足度

曜日別の睡眠時間(棒グラフ)と満足度(赤い線)を同時に表示しています。薄い青の背景が週末(土・日)です。

平日平均(月〜金)
6時間34分
満足度 6.62
VS
週末平均(土〜日)
6時間51分
満足度 6.82
平均的に週末のほうが睡眠時間は長く(+17分)、満足度も高くなっています(+0.21)。これは平日に不足した睡眠を週末に取り戻そうとする傾向を反映しており、睡眠時間が長いほど満足度が高まるという全体的な傾向と一致しています。

2-7. 平日 vs 週末の就寝時刻と起床時刻の比較

曜日別の平均就寝時刻と起床時刻をそれぞれ表示しました。

週末は就寝が遅くなり、起床も遅くなるため、睡眠時間帯全体が遅くなります。
🛏️ 週末の寝だめの落とし穴
平日に足りなかった分を、週末の寝だめで補おうとする人は少なくありません。しかし、遅く寝て遅く起きる生活は、毎週末に飛行機で長距離移動するのと同じくらい体に負担をかけてしまいます。今日が終わるのが惜しくても、就寝時刻はなるべく一定に保ち、翌日に予定がなくても起床時刻を大きく遅らせないこと――それが来週の自分への投資になります。(5), (6)

3. 睡眠満足度を高める方法

これまでのデータを総合し、睡眠満足度を向上させるための方法をリナイトからご提案します。

1) 7時間以上眠りましょう
7時間睡眠者の満足度 6.83 vs 6時間台 6.58 → +0.25点
適切な睡眠時間を確保できるよう心がけてみてください。
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2) 23時より前に就寝してみましょう
22時就寝 6.84 vs 0時以降 6.68 → +0.16点
就寝が1時間遅くなるごとに満足度は約0.10点低下します。少しずつ早めに就寝する準備をしてみてください。
3) 夕方に軽い運動や散歩をしてみましょう
運動 6.95(+0.28) / 散歩 6.93(+0.27) — 就寝前の活動で満足度1位
20~30分の軽い運動や散歩をおすすめします。
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4) ストレッチや日記で1日を締めくくりましょう
ストレッチ 6.82(+0.16) / 日記 6.82(+0.16)
就寝前の5〜10分、ストレッチや感謝日記、読書などで自分をいたわってみてください。
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5) 就寝前の飲酒を減らしてみましょう
飲酒 6.46(-0.21) — 睡眠+12.0分だが満足度は最下位
お酒は寝つきを早めることがありますが、睡眠の質を低下させます。お酒なしで眠る日を増やしてみてください。
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6) カフェインとニコチンを減らしてみましょう
カフェイン -15.0分 / ニコチン 満足度 -0.21
午後2〜3時以降はカフェインを控え、就寝2時間前からは喫煙を避けてみてください。
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7) 穏やかな気持ちで眠りにつきましょう
幸せな夜 7.09 vs 憂うつな夜 6.28 → 0.81点の差
ポジティブな感情の時のほうが、ネガティブな感情の時よりも睡眠満足度が高い傾向にあります。就寝前にリナイトの瞑想やASMRで穏やかな気持ちで眠りについてみてください。
🎯 リナイトが考える理想的な組み合わせ
22時前に就寝 + 7時間以上の睡眠 + 夕方の散歩/運動 + ポジティブな感情

参考文献

  1. Kohyama, J. (2021). Which is more important for health: sleep quantity or sleep quality?. Children, 8(7), 542.
  2. Ahrensberg, H., Christensen, A. I., Andersen, S., & Petersen, C. B. (2025). Comparison of self-reported sleep sufficiency and accelerometer-measured sleep duration in relation to mental health, physical health, and life satisfaction. Frontiers in sleep, 4, 1661250.
  3. Hirshkowitz, M., Whiton, K., Albert, S. M., Alessi, C., Bruni, O., DonCarlos, L. et al. (2015). National Sleep Foundation's sleep time duration recommendations: methodology and results summary. Sleep health, 1(1), 40-43.
  4. Protogerou, C., Gladwell, V. F., & Martin, C. R. (2024). Conceptualizing sleep satisfaction: a rapid review. Behavioral Sciences, 14(10), 942.
  5. Tonetti, L., Andreose, A., Bacaro, V., Grimaldi, M., Natale, V., & Crocetti, E. (2022). Different effects of social jetlag and weekend catch-up sleep on well-being of adolescents according to the actual sleep duration. International Journal of Environmental Research and Public Health, 20(1), 574.
  6. Hsiao, F. C., Huang, Y. H., & Yang, C. M. (2025). The sleep paradox: The effect of weekend catch-up sleep on homeostasis and circadian misalignment. Neuroscience & Biobehavioral Reviews, 175, 106231.