「いびきが大きい」「寝ている間に息が止まっている」と言われたことはありませんか? こうしたサインがある場合、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が止まることを繰り返す病気です。睡眠障害の中でも健康への影響が大きく、注意が必要です。
今回は、睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気なのか、原因や症状、治療法を順にご紹介します。
睡眠時無呼吸とは?

睡眠時無呼吸とは、眠っている間に呼吸が10秒以上止まる状態のことです。「閉塞性」「中枢性」、そして両方の特徴を持つ「混合性」の3つのタイプがあり、最も多いのは閉塞性です。¹
睡眠時無呼吸の原因
睡眠時無呼吸は、なぜ起こるのでしょうか?
多くの場合、鼻や喉の空気の通り道が狭くなり、うまく呼吸ができなくなることが原因です。肥満によって首まわりに脂肪がついたり、扁桃腺が大きかったりすると、空気が通りにくくなります。また、体重だけでなく、生まれつきのあごの形や首の太さなども関係しています。あごが小さい人や首が短い・太い人は、いびきや睡眠時無呼吸が起こりやすいとされています。
睡眠時無呼吸の症状
睡眠時無呼吸は、「閉塞性」「中枢性」「混合性」の3つのタイプに分けられます。²
閉塞性
眠っている間に空気の通り道がふさがり、呼吸が何度も止まるタイプです。血液中の酸素が減り、息苦しさで目が覚めることもあります。
中枢性
脳から呼吸を促す指令が一時的に途絶え、呼吸が止まるタイプです。閉塞性と同じように、血液中の酸素が減ったり、眠りが途切れたりすることがあります。³
混合性
中枢性と閉塞性の両方の特徴を持つタイプです。一度の無呼吸の中で、最初は呼吸をしようとする動きが止まり、その後、呼吸の動きが戻っても空気の通り道がふさがった状態が続きます。
睡眠時無呼吸の治療法

睡眠時無呼吸の治療には、手術や専用の装置を使う方法があります。代表的なのが「CPAP(シーパップ)」です。寝るときにマスクをつけて空気を送り、気道がふさがるのを防ぎます。装着に手間はかかりますが、呼吸が安定し、日中の眠気や疲れの軽減が期待できます。⁴

手術では、喉の奥を広げる「口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)」が知られています。口蓋垂や周囲の組織を切除・調整し、空気を通りやすくします。効果には個人差があります。レーザーで口蓋垂や軟口蓋を切除・調整する方法もあります。ただし、いびきが減っても無呼吸が残ることがあるため、術後も検査で状態を確認する必要があります。
睡眠中の呼吸の停止は、自分では気づきにくいものです。いびきや呼吸の停止を指摘されたら、医療機関で相談しましょう。
眠る前のリラックスタイムには、モノラルビートを取り入れたリナイトもご活用ください。
