ゾルピデムで注意したい副作用
ゾルピデムの服用後には、もうろう状態や記憶が抜ける「健忘」、睡眠中に歩いたり行動したりする睡眠随伴症状が報告されています。
特に、服用後に十分な睡眠時間を確保できなかった場合や、途中で起きて活動した場合には、本人にそのときの記憶が残らないことがあります。こうした症状がみられた場合は自己判断で服用を続けず、医師や薬剤師に相談することが大切です。
ゾルピデムとは?

ゾルピデム(C19H21N3O)は、不眠症の短期治療に用いられる睡眠薬です。脳内の神経伝達に作用し、鎮静・催眠作用をもたらします。比較的速やかに作用するため、就寝直前に服用します。
ゾルピデムは向精神薬に分類されます。服用を続けても不眠が改善しない場合は、別の原因が隠れている可能性もあるため、医師に相談することが大切です。
ゾルピデムの副作用

ゾルピデムを服用した後、睡眠中に普段とは異なる行動をとることがあります。たとえば、眠ったまま歩き回ったり、車を運転したりするケースです。アルコールや、ほかの中枢神経を抑える薬と併用すると、こうした副作用のリスクが高まることがあります。²
1. 神経系
服用後に強い眠気や頭痛、めまいが現れることがあります。また、服用後の出来事を覚えていない「前向性健忘」が起こる場合もあります。
2. 精神系
一部では、幻覚や現実感の低下、不安、緊張、落ち着かなさなどが現れることがあります。また、悪夢を見ることもあります。³
3. 消化器系
下痢や吐き気、嘔吐、腹痛などの症状が現れることがあります。気になる症状が続く場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
ゾルピデム以外の選択肢

ゾルピデムは、医師から指示された用量を守って服用することが大切です。では、薬だけに頼らず睡眠を整えるために、日常生活ではどのようなことを意識すればよいのでしょうか。ここでは、取り入れやすい方法を紹介します。⁴
1. 生活リズムを整える
体内時計は、睡眠や覚醒をはじめとする体のリズムを調整しています。このリズムが乱れると、寝つきや目覚めに影響することがあります。できるだけ同じ時間に寝起きするなど、一定の生活リズムを意識することが大切です。昼寝をする場合は、長くなりすぎないよう注意しましょう。
2. 朝の光を浴びる
朝の光は、体内時計を整える大切な手がかりになります。起きたらカーテンを開けたり、外に出たりして、自然光を取り入れる習慣がおすすめです。
3. カフェインやアルコールを控える
カフェインは覚醒作用があるため、遅い時間にとると寝つきに影響することがあります。夕方以降は摂取量や時間を意識してみましょう。また、アルコールは一時的に眠気を感じやすくする一方で、夜中に目が覚めやすくなるなど、睡眠の質を下げることがあります。眠るためのお酒は控えるのがおすすめです。
不眠を改善するためには、日々の生活習慣を整えることも大切です。
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