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シフト勤務で眠れない?今すぐ試したい対策

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不規則な生活リズムに、体がうまくついてこないと感じることはありませんか。集中したい時間に強い眠気を感じたり、眠りたいのに目が冴えてしまったり。思うように休めず、もどかしさを感じている方も多いかもしれません。

仕事中はなんとかやり過ごし、帰宅してもなかなか眠れない…。そんな状態が続いている場合、シフト勤務睡眠障害の可能性があります。 シフト勤務睡眠障害は、睡眠だけでなく、気分やエネルギー、健康、さらには人間関係にも影響を及ぼします。しかし、眠れない夜と疲れた日々が続いていても、少しずつ整えていくことは可能です。

シフト勤務睡眠障害について

午前3時に目が覚めてしまうとき

シフト勤務睡眠障害(SWSD)は、夜勤や早朝勤務、シフト制勤務など、不規則な時間帯で働く方に見られる睡眠の不調の一つです。こうした生活リズムの変化によって、睡眠と覚醒のリズムを整える体内時計(サーカディアンリズム)が乱れやすくなります。その影響で、眠りにくさや日中の眠気、集中しづらさ、疲れやすさなどを感じることがあります。また、状態が続くと、日常生活や体調に影響が出る場合もあります。

シフト勤務睡眠障害の主な原因

シフト勤務睡眠障害(SWSD)は、勤務時間と体内時計(サーカディアンリズム)のずれによって引き起こされるとされています。

主な原因として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 不規則な勤務時間:夜勤や早朝勤務、シフト制勤務などにより、本来は昼に活動し夜に眠る体内リズムが乱れやすくなります。
  2. 不安定な睡眠パターン:睡眠時間が不規則になったり不足したりすることで、新しい生活リズムに適応しにくくなります。
  3. 体内時計の適応の難しさ:人によっては体内時計が新しいスケジュールにうまく順応できず、睡眠の乱れが続くことがあります。
  4. 環境要因:日中に眠ろうとしても、光や騒音などの影響で睡眠の質が低下しやすくなります。
  5. 長時間労働:勤務時間が長くなることで、十分な休息や回復の時間が確保しにくくなります。

勤務睡眠障害でみられる主な症状

シフト勤務睡眠障害に関連する主な症状は、以下のとおりです。

  1. 不眠
  2. 日中の強い眠気
  3. 集中しづらさ
  4. 情緒の不安定さ
  5. 疲労感やエネルギー不足
  6. 注意力や作業効率の低下
  7. 寝つきの悪さ、または眠りの浅さ
  8. 頭痛や胃の不調

シフト勤務睡眠障害によるリスクと影響

  1. 慢性的な睡眠不足:睡眠不足が続くことで、認知機能や記憶力、判断力の低下につながることがあります。
  2. メンタルヘルスへの影響:不安や抑うつ、情緒の不安定さが生じやすくなるとされています。
  3. 心血管系への影響:長期的には、心疾患や高血圧、脳卒中のリスクが高まる可能性があります。
  4. 代謝の乱れ:不規則な食生活やホルモンバランスの変化により、肥満や糖尿病などにつながることがあります。
  5. 免疫機能の低下:睡眠の乱れが続くことで、免疫力が低下し、体調を崩しやすくなる可能性があります。

シフト勤務と体内時計の関係

日中にシフト後の睡眠をとろうとするとき

シフト勤務は、本来、日中の活動と夜間の睡眠に合わせて整えられている約24時間周期の睡眠・覚醒リズムを乱すことで、体内時計に影響を及ぼします。主な影響として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 日光とのずれ:体内時計は自然光によって調整されるため、夜間や不規則な時間に働くことでリズムが乱れ、適切な時間に眠ったり目覚めたりしにくくなります。
  2. 適応の難しさ:体内時計はすぐには変化に対応できないため、特にシフトの切り替え(とくに交替制)に適応しにくく、睡眠の乱れにつながります。
  3. 睡眠の質の低下:夜勤後の日中の睡眠は、光や騒音などの影響を受けやすく、睡眠が浅くなったり短くなったりしがちです。
  4. ホルモンバランスの乱れ:体内時計の乱れは、メラトニンなど睡眠に関わるホルモンの分泌にも影響し、睡眠の質や日中の覚醒状態に影響を及ぼします。

シフト勤務による睡眠障害の対処法

シフト勤務による睡眠障害(SWSD)の対処には、睡眠の質を高めること、体内時計を整えること、そして日中の覚醒状態を保つことが重要です。ここでは、効果的とされる7つの対策をご紹介します。

1.仮眠を効果的に活用する

20〜30分程度の短い仮眠は、全体的な睡眠リズムを乱すことなく、眠気を和らげ、覚醒度を高めるのに役立ちます。シフト勤務の方にとっては、夜勤前や休憩中にタイミングよく仮眠を取ることで、疲労の軽減や作業効率の向上が期待できます。

2. 健康的な生活習慣を取り入れる

生活習慣全体は、シフト勤務による睡眠の乱れへの対処に大きく影響します。

  1. 適度な運動を取り入れる:日中、特に早い時間帯の運動は、睡眠の質を高め、生活リズムを整えるのに役立ちます。ただし、就寝直前の激しい運動は刺激となるため、控えるのが望ましいです。
  2. バランスの良い食事を心がける:不規則な食事は睡眠のタイミングにも影響を与えます。遅い時間の重い食事は避け、できるだけ一定の時間に食事をとることが大切です。また、就寝前の糖分や炭水化物の過剰摂取は、エネルギーの上昇や消化不良につながるため注意が必要です。
  3. アルコールやニコチンを控える:これらは睡眠のリズムを乱し、深く質の高い睡眠を妨げる要因となります。

3. 不眠に対する認知行動療法(CBT-I)を検討する

CBT-Iは、慢性的な睡眠の悩みを抱える方(シフト勤務の方を含む)に向けた、体系的なプログラムです。 睡眠の問題につながる考え方や行動を見直し、改善していくことを目的としています。具体的には、望ましくない睡眠習慣を整えたり、睡眠環境(睡眠衛生)を改善したり、健やかな睡眠につながる習慣を身につけていきます。

4. 可能な範囲で勤務スケジュールに合わせる

場合によっては、健康への負担を減らすために、勤務スケジュールの調整も視野に入れてみましょう。たとえば、体が慣れやすいように夜勤を固定にしたり、シフトの切り替え頻度を抑えたり、自分の睡眠リズムに近い働き方を選ぶことも一つの方法です。こうした点について勤務先と相談し、無理のない働き方を見つけていくことが大切です。

5. 睡眠しやすい環境を整える

日中の睡眠の質を高めるためには、休息しやすい環境を整えることが重要です。

  1. 部屋を暗くする:遮光カーテンやアイマスクを使って日光を遮ることで、メラトニンの分泌が妨げられにくくなり、眠りやすくなります。
  2. 音を抑える:耳栓やホワイトノイズを活用し、日中の生活音を和らげることで、途中で目が覚めにくくなります。
  3. 室温を快適に保つ:やや涼しめの室温に整えることで、より質の高い睡眠につながります。

6. 就寝前の光の刺激を控える

明るい光、特にスマートフォンやパソコンの画面は、脳を刺激して眠りにくくしてしまいます。寝る前は画面を見る時間を控え、照明も少し暗めにするなど、ゆったり過ごす時間を意識するとよいでしょう。また、夜勤の方などは、起きている時間帯に光を取り入れることで、体内リズムを整えやすくなります。

7. メラトニンの補助的な活用

メラトニンは、睡眠のリズムを整える働きをもつホルモンです。サプリメントとして取り入れることで、日中でも「眠る時間」と体に伝えやすくなります。特に、シフトの切り替え時や夜勤後に眠りにくいときに役立つ場合があります。使用する際は、量やタイミングについて医療専門家に相談すると安心です。

8. 医療機関に相談する

シフト勤務による睡眠の不調が強い場合や、セルフケアを行っても改善が見られない場合は、専門家に相談することが大切です。医師の判断により、短期間の睡眠補助薬や、日中や勤務中の強い眠気を抑えるための薬(モダフィニルなど)が処方されることもあります。 これらの薬は、必ず医療専門家の指導のもとで使用するようにしましょう。

まとめ

シフト勤務による睡眠の悩みは、なかなか解消しづらいものです。 それでも、少しずつ整えていくことで、改善につなげていくことはできます。

無理なく眠りにつけて、すっきりと目覚める。 そして、仕事以外の時間も心地よく過ごせる。 そんな状態を目指していくことが大切です。

リナイトでは、一人ひとりの睡眠に合わせてAIが生成するモノーラルビートを提供しています。 日々の生活リズムに基づいて最適なサウンドをつくり、よりスムーズな入眠と深い眠りをサポートします。睡眠は、日々のコンディションを整えるための大切な要素です。まずはできることから、自分の睡眠を見直してみましょう。

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